武藤嘉紀 約3年ぶり代表合宿「日本代表に戻るという強いビジョンを胸に秘めていた」
サッカー日本代表候補合宿が17日、千葉県内でスタート。練習前に19年アジア杯以来の代表招集となったFW武藤嘉紀(29)=神戸=がオンライン取材に応じ「ウズベキスタン戦がなくなったのは残念ですけど、トレーニングからしっかり見られていると思うので、集中して自分のできる最大限のパフォーマンスができればいい」と意気込みを語った。
武藤は昨夏に神戸に完全移籍し、6年ぶりに国内復帰した。後半戦で14試合5得点と存在感を発揮し、神戸史上最高成績となる3位躍進を支えた。「どのサッカー選手にとっても日本代表は特別なもの。自分自身、そういった気持ちは一度も忘れたことがない。だからこそ日本に帰った時に、もう一度、日本代表に戻るという強いビジョンというのを胸に秘めていた。そこが今回しっかりと形となって結果として出たのは非常にうれしく思う」。神戸での活躍が認められての約3年ぶりとなる代表復帰について語った。
代表合宿を見据え、オフは休みは取らず調整してきた。「今日17日から練習が始まって予定でいったら21日にウズベキスタン戦。流れてしまったけど、そこで良いパフォーマンスするためには、正直休んでしまうと厳しいと経験上思った。人によるというか、休む、休まないでコンディションの差が生まれる。僕はその方があっているので大丈夫」と問題なしを強調した。
現状、W杯アジア最終予選に出場した国内組選手には、政府から新型コロナ対策として試合後14日間の隔離を求められている。これについては「クラブと話し合わなければならないと思いますけど、もちろん選出していただけたら、そこの隔離のことはまずは考えずに全ての力を代表に注ぎたい」と話した。合宿でアピールして、最終予選メンバー入りを目指す。