三浦知良 JFL鈴鹿への期限付き移籍正式発表「Boa Sorte」横浜FCに感謝

 日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズは11日、カズこと横浜FCの元日本代表FW三浦知良(54)が期限付き移籍で加入すると発表した。自身の背番号「11」にちなんで11日午前11時11分に発表された。移籍先でも背番号「11」をつける見込み。

 鈴鹿を通じ「鈴鹿ポイントゲッターズに関わるすべての皆さんこんにちは。三浦知良です。この度横浜FCより加入することになりました。ここでプレーする機会を与えていただけたことに感謝し、ピッチの上でクラブの勝利に貢献できるよう努力していきます。よろしくお願いします。Boa Sorte(ポルトガル語で、幸運を祈る。英語で言うグッドラック)」とコメントした。

 また、移籍元の横浜FCを通じては、「2005年から実に16年間という長い時間、横浜FCでプレーしてきました。皆さんとともに戦い、これまで積み上げてきた数々の思い出や誇り、そして感謝の気持ちを胸に、新しいチャレンジに踏み出します。横浜FC、皆さんの幸運を願っています。本当にありがとうございました」とコメントし、こちらも「Boa Sorte」と記している。

 出場機会を求め、移籍先を模索していたカズは横浜FCから契約延長を打診された上で8チームから正式オファーを受けた。各チームと面会を重ねた結果、獲得へいち早く乗り出していた鈴鹿を選択した。

 カズは移籍先の条件として「10年、20年後の話しではなく近い将来の目標があるところ」と挙げ、昨季JFLでクラブ最高の4位で終えている鈴鹿であれば来季はJ3参入争いができるチーム。また「一番試合に出られると感じられるチームを選びたい」とカテゴリーを下げ出場機会を得ることを優先した。

 鈴鹿は実兄の三浦泰年氏(56)が監督兼ゼネラルマネジャー(GM)を務め、三重県で初のJリーグ入りを目指す。2月にはJリーグ百年構想クラブにも認定され、J3クラブライセンスも交付されている。兄弟で同じ所属となれば、J1神戸で選手とコーチの関係だった2005年以来の共闘にもなる。

 元執行役員からの内部告発や不当な金銭要求などで騒動にもなっていた鈴鹿だが、大阪で自主トレを終えた昨年12月22日以降にカズへ騒動について再度説明。本人の納得を得た上で加入が決まった。

 昨季、カズは公式戦で連続メンバー入りする機会はあったが、リーグ戦では3月10日の浦和戦(埼玉)での出場1分のみとピッチに立つ時間は減っていた。J1最年長出場記録こそ54歳12日に塗り替えたが、ジーコの持つJ1最年長得点記録(41歳3カ月12日)更新はかなわなかった。その上、横浜FCは最下位でJ2降格が決定した。

 カズにとって公式戦のゴールは2017年3月12日の群馬戦までさかのぼる。55歳で迎える来期のプロ37年目は新天地でゴールを狙う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス