森保監督「経験少ない選手が序列を崩すことは十分ある」ウズベキ戦 新戦力台頭期待

 日本サッカー協会は7日、国際親善試合ウズベキスタン戦(来年1月21日、埼玉スタジアム)に臨む日本代表メンバー22人を発表。22人は国内組で編成され、武藤嘉紀(29)=神戸=が2019年アジア杯以来となる代表復帰。瀬古歩夢(21)西尾隆矢(20)=ともにC大阪、小柏剛(23)=札幌、荒木遼太郎(19)=鹿島=の4人が初選出となった。W杯カタール大会アジア最終予選B組の中国戦(来年1月27日)とサウジアラビア戦(同2月1日)に向けた強化試合となる。

 森保一監督は「経験の少ない選手が序列を崩して割って入ることは十分あると思います」と新戦力の台頭に期待を込めた。これまでの日本代表戦で選手の入れ替わりが少ない印象がある中で、「序列はあるけど絶対はないと」話していた。

 この日は「私や、我々のチームを評価して下さっている方々が、全ての選手をニュートラルに見ているか、という見方をされているか分かりませんが」と前置きし、「選手たちの生き残りについては選手自身のパフォーマンスにかかっていることを見ていきたいですし、これまでの活動を含めて総合的に見ていきたい」とフラットな目で選手を見定める思いを強調した。

 その上で「選手の個の力を練習で発揮してもらいたい。個の力が結集して組織力となると思っているので、初招集、間隔が空いて招集となった選手には力を思い切って出してほしいですし、成長した姿を見せてほしいと期待しています」と“序列崩し”へのアピールを求めた。

 ▽日本代表メンバーは以下の通り

 【GK】権田修一(清水)谷晃生(湘南)

 【DF】長友佑都(FC東京)佐々木翔(広島)酒井宏樹(浦和)谷口彰吾(川崎)山根視来(川崎)中谷進之介(名古屋)瀬古歩夢(C大阪)西尾隆矢(C大阪)

 【MF/FW】大迫勇也(神戸)稲垣祥(名古屋)江坂任(浦和)武藤嘉紀(神戸)脇坂泰斗(川崎)相馬勇紀(名古屋)前田大然(横浜M)旗手怜央(川崎)小柏剛(札幌)上田綺世(鹿島)渡辺皓太(横浜M)荒木遼太郎(鹿島)

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が26位で、最終予選進出を逃したウズベキスタンは84位。対戦成績は日本の7勝3分け1敗。

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