C大阪・瀬古「小菊さんを胴上げしたい」 4年前と同じ埼玉でチーム一丸V獲りへ
「ルヴァン杯・決勝、名古屋-C大阪」(30日、埼玉スタジアム)
Jリーグのルヴァン杯決勝は30日13時5分から埼玉スタジアムで行われる。4年ぶり2度目の優勝を目指すC大阪と初の決勝進出となった名古屋は29日、試合会場で公式練習と会見に臨んだ。今夏の東京五輪日本代表にも選出されたC大阪DF瀬古歩夢(21)は「小菊さんを胴上げしたいという気持ちが今は強い」と、8月にコーチから昇格してチームを再建した小菊昭雄監督(46)とタイトルを獲得する決意を示した。
C大阪の若きディフェンスリーダーがチーム全員の思いを代弁するように口を開いた。「優勝したいという気持ちと、小菊さんを胴上げしたいという気持ちが今は強い」。
リーグ戦で低迷した今季、8月26日にクルピ監督が契約解除となり、小菊コーチが新監督に就任した。守備での規律、献身を求め、チームを再建。就任2カ月でタイトル獲得へ挑む。
前哨戦ともいえる27日の天皇杯準々決勝では3-0で名古屋に完勝。小菊監督は控えメンバー中心の大胆な起用を施し、主力はルヴァン杯へ準備させた。瀬古もその一人。「普段出ていないメンバーが結果を残してくれて非常に刺激を受けた。やらないといけない」。チームは一丸となり決勝に向かう。
舞台は初優勝時と同じ埼玉スタジアム。小菊監督は公式練習後、コーチとして臨んだ当時を思い返す。「4年前の光景を思い出しました。もう一度、感動をセレッソファミリーの皆様と分かち合いたい」。クラブ史上3個目のタイトルへ照準を定めた。


