INAC神戸・田中美南「ビッグゲーム」日テレ戦でのWEリーグ初弾に照準

次戦への意気込みを語るINAC神戸FW田中美南=神戸レディースフットボールセンター
ミニゲームで調整するINAC神戸FW田中(右)=神戸レディースフットボールセンター
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 WEリーグのINAC神戸が5日、日テレ東京V戦(10日・ノエスタ)に向け、神戸市東灘区の練習場で練習を公開した。日本代表FW田中美南(27)が取材に応じ、「ビッグゲームで決められるように頑張ります」と前半戦の大一番でのWEリーグ初ゴールを誓った。

 ベスト8で敗退した東京五輪では目標のメダルに届かなかったが、1次リーグ・チリ戦、準々決勝・スウェーデン戦で得点を決めた。「個人的には収穫があった大会でしたが、メダルが欲しくてずっとやってきた分、悔しい気持ちは今でもある。出ることができたからこそ世界との差を感じられた部分もあるので、そこを意識しながらINACでやっていかないといけない」と話す。

 しかし昨季のなでしこリーグ終了後、海外武者修行ということでドイツ1部レーバークーゼンに期限付き移籍。「2月から強度の高い試合をこなしてきた中で休みもあまり取れず、ずっと大きな大会をやってきた。そういう中でのけが。痛みながらやってきたのではなく疲労がたまって出たと思う」とWEリーグ開幕前に負傷。

 開幕戦・大宮戦はベンチ外となり、2戦目の千葉戦で後半11分から初出場。2日の前戦・長野戦でようやくスタメン出場がかなったが、まだ得点はない。「徐々にコンディションは上がってきていると感じています」と手応えを語る。星川監督も田中の状態が戻ってきていることを強調し「攻撃の軸であることは間違いない。実績が物語っている。大野(忍)が引退した後、日本を代表するストライカー。岩渕(真奈)が今、海外にいる以上、日本で一番のストライカーは田中だと思う」と信頼を置く。

 チームは開幕3連勝無失点で首位に立つ。開幕前から昨季のなでしこリーグ優勝・三菱重工浦和、皇后杯優勝の日テレ東京VがWEリーグ初代女王を争うライバルと捉えており、INAC神戸の勢いが本物なのか試される試合にもなる。「優勝するには落とせない大事な試合。しっかり勝ちにこだわっていきたい」と田中。エースのWEリーグ初弾で開幕4連勝を狙う。

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