浦和・酒井 3485日ぶりJ1得点 担架で運ばれ交代も「問題ない」

 前半、同点ゴールが決まり、笑顔を見せる浦和・酒井(右)
 試合を終え、言葉を交わすFC東京・長友(右)と浦和・酒井
 後半、パスを出す浦和・酒井(左)
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 「明治安田生命J1、FC東京1-2浦和」(25日、味の素スタジアム)

 浦和が逆転でFC東京に勝利し、3連勝を決めた。

 右サイドバックで先発した浦和の日本代表DF酒井宏樹が移籍後初得点で欧州移籍前の柏時代となる2012年3月11日以来3485日ぶりJ1でのゴールを決めた。試合開始36秒でロングボールから相手FW田川亨介に自身が完全に振り切られ得点を許したが、きっちり取り返した。

 「僕のミスで失点したので、その分あの1点(同点)が大きなものになった。試合を振り出しに戻すことができたので、すごくうれしかったです」

 0-1とリードされていた前半終了間際。酒井は右サイドからペナルティエリア内で相手DFラインの裏に抜け出すと右足で冷静にゴール左に流し込んだ。一度はオフサイドの判定を受けたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、同点ゴールが認められた。

 この試合では酒井と同じくフランス1部のマルセイユからFC東京へ11年ぶりに復帰した日本代表DF長友佑都とのマッチアップがJリーグで初めて実現。酒井が相手左サイドバックに入った長友の背後を奪い得点した形となった。「楽しみな1戦だった。実際に佑都君が入ってすごくチームは締まっていたので、圧というのが感じられた」と振り返った。

 酒井は後半32分にピッチに倒れ込み、担架で運ばれ途中交代。試合後の取材対応では相手選手の膝が尻付近にあたったことで痛みを感じ交代したと言う。それでも、「大丈夫だと思う。筋肉系のトラブルではないので問題ない」と今後に影響ないことを強調した。

 後半21分にはFW江坂任の得点で逆転。酒井が加入後に初先発した8月14日の鳥栖以降リーグ7試合負けなし(6勝1分け)とし、試合数こそ違うが3位と勝ち点で並び、目標のACL出場圏内へ大きく近づいた。

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