J1川崎MF三笘薫がブライトンに完全移籍 4年契約「感謝の思いしかない」

 J1川崎は10日、東京五輪代表MF三笘薫(24)がイングランド・プレミアリーグのブライトンに完全移籍すると発表した。25年6月末までの4年契約。日本代表歴のない三笘は英国の労働許可証を取得できないため、今季はブライトンのオーナーを務めるブルーム氏が所有する、ベルギー1部サンジロワーズに期限付き移籍する。買い取りオプションは付帯していない。

 三笘は川崎を通じ「感謝の思いしかない。世界の舞台で結果を出すことで川崎を世界に知ってもらえる」などとコメントした。東京五輪では右太もも負傷の影響でコンディションが上がらず途中出場3試合に終わったが、3位決定戦では切れ味鋭いドリブルから日本の決勝トーナメント唯一のゴールを決めた。

 ブライトンは昨季16位で日本人選手が移籍するのは初めて。サンジロワーズは1897年創設。今季から49季ぶりに1部へ昇格し、既に開幕しているリーグ戦では3試合を終えて2勝1敗の勝ち点6で首位に立っている。

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