神戸イニエスタにアクシデント 三浦監督「ハムストリングが気になるということで交代」
「明治安田生命J1、神戸3-1湘南」(3日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸が主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)ら主力4選手が負傷退場する中、逆転勝ちで3連勝を飾った。
前半41分、イニエスタはドリブル突破を阻まれて倒れ込む。担架が運び込まれたが、それには乗らず自力で歩きながらキャプテンマークを外した。試合後、三浦監督は「ハムストリングが気になるということで交代しました」と説明。今後については医師の診断を待って判断する。
イニエスタだけでなくアクシデントが連発した。前半に空中戦での着時に左足首を痛めたDF菊池がハーフタイムで交代。後半17分にはキックをした際に胴部あたりを痛めたGK前川も担架で運び出された。さらには31分にはMF郷家も負傷交代となった。
それでもエースのFW古橋が得点ランク単独首位の14得点目を決め、イニエスタに代わり緊急投入されたMF中坂も鮮やかなボレーをたたき込んだ。
決勝ゴールを前半ロスタイムにダイビングヘッドで決めたMF山口は「逆転できたことはうごくうれしいことではあるのですが、アンドレスがあの時間帯でけがをして喜びよりもチームメートとして心配している。長引かないことを祈ります」とイニエスタの負傷について語った。その上で「チームとして一体感を見せることができた」と3連勝を飾った。目標とするACL出場圏内の3位に浮上した。