MF坂元達裕 代表初スタメンで1アシスト “苦労人”努力実った「もっと結果を」

 前半、シュートを放つ坂元達裕(撮影・高部洋祐)
 後半、ライン際で競り合う坂元
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 「W杯アジア2次予選、日本5-1キルギス」(15日、パナソニックスタジアム吹田)

 すでにW杯アジア最終予選進出を決めている日本が5発でキルギスに快勝し、2次予選を全勝で終えた。MF坂元達裕(C大坂)が国際Aマッチ2戦目で代表初スタメンし、1アシストを記録した。

 後半27分、坂元が右コーナーキックのキッカーを務め、DF佐々木翔(広島)の頭に合わせた。「とにかく得点に関わりたい思いが強かったので、ゴールに直結するようなボールを意識した。うまく合わせてくれた」と強いこだわりが結果を生んだ。

 坂元は、これまで世代別代表の経験もなく、FC東京の下部組織時代にはユース昇格もかなわず前橋育英へ。「プロに入れるか分からない時期もあった。挫折もたくさんした」と話していたように、東洋大からJ2山形でプロ生活をスタートさせた。順風満帆なサッカー人生ではなかった中で、20年につかんだC大阪への完全移籍。昨季リーグ33試合2得点、今季もここまで13試合3得点と努力を実らせた苦労人だった。

 それだけに、海外組とともにプレーする代表活動での経験は大きな刺激となった。この試合後には「やっぱり練習の中でいろいろ勉強になる部分はある。練習も強度が高かった」と5、6月の活動を振り返った。

 この試合も含め、C大坂でも見せる得意のドリブルを果敢に仕掛けることや、左足でのクロスでチャンスも演出するなど持ち味は出した。それでも、「まだまだアピールが足りない。これからチームに帰ってもっと結果を残してアピールしないといけない」と坂元。激しい争いとなる最終予選メンバー入りのためにもJリーグでの活躍を続けていく。

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