MF坂元“雑草魂”だ「くすぶってる選手たちに夢を」3月負傷で辞退 代表初参加で決意

 「国際親善試合、日本-ジャマイカ」(3日、札幌ドーム)

 サッカー日本代表は31日、3日のジャマイカ戦に向けて千葉市内で調整した。この日から国内組10人が合流。前回3月に初招集されながら負傷で辞退し、今回が初参加となるMF坂元達裕(24)=C大阪=は「今くすぶっている選手に夢や希望を与えたい」と意気込んだ。

 ついに日本代表のユニホームに袖を通す。坂元は3月の活動は直前のリーグ戦で左太ももを負傷し辞退。「悔しい思いをした。結果を出してチームに貢献したい」と決意をにじませた。

 世代別の代表経験はなく、FC東京の下部組織からユース昇格はかなわず前橋育英高へ。東洋大を経てJ2山形でプロ生活をスタートさせたが、決して順風満帆ではなかった。20年にC大阪に完全移籍し昨季J1で33試合2得点。今季も13試合3得点と努力が実り「はい上がってきたからこそ、今くすぶっている若い選手たちに夢、希望を与えられる」。

 右サイドの定位置はMF伊東らと争うが、その伊東はこの日も別メニュー調整と坂元にも出場のチャンスはある。「自分の良さを出して絶対的な選手になれるようにチャレンジしたい」と“雑草魂”でライバルを超えていく。

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