G大阪・松波監督 ディフェンスライン変更の意図説明 痛すぎた開始45秒での失点

 「明治安田生命J1、FC東京1-0G大阪」(22日、味の素スタジアム)

 G大阪が今季6度目の完封負けで4連敗を喫した。宮本恒靖前監督(44)の解任から後を受けた松波正信監督(46)は、就任後2試合目も初白星はならなかった。

 松波監督はこの試合からディフェンスラインのメンバーを変更。従来と同じ4バックながら、負傷者続出の右サイドバックに三浦を回し、センターバックに菅沼が今季初出場。しかし、G大阪のキックオフで始まった試合では開始直後のディフェンスラインが安定せず、わずか45秒で先制を許した。結果的にこれが決勝点となり、開始直後の失点が重くのしかかった。

 松波監督は今回の守備陣を選択した意図について「相手のアダイウトン選手のところのケアというところがひとつありました。三浦選手をワイドに出して対応しながら守備を構築するということで今回はこの4バックのメンバーになりました」と説明した。「最後のところを粘り強く守る、体を張るというところはできたと思っている。ディフェンスラインだけでなく、中盤もしっかりプレスバックして守るところはあったと思うのでその辺は評価したい」と振り返った。

 これで開幕12試合で1勝4分け7敗。総得点はわずか3点で、無得点が9試合。課題の攻撃力はFW出身の松波監督に交代しても改善されない。「まだまだゴール前での迫力、入り方含めて改善しないといけない」と話した。

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