AFCが先行発表 延期のW杯予選ミャンマー戦は5・28 海外組のみの編成も?

 アジア・サッカー連盟(AFC)は1日、延期されていたW杯カタール大会アジア2次予選のミャンマー戦を5月28日に行うと公式サイトで発表した。

 AFC側の予期せぬ先行発表となったが、オンライン取材に応じた日本協会の田嶋幸三会長(63)は「それで合意していると認識している」と語った。また、反町康治技術委員長(57)は「AFCがそういう発表をしたことは聞いた。日本協会としては(今後)正式に発表したいというのが現状把握の中の1つ。それ以上のことは言えない」と話すにとどめた。

 ミャンマー戦は3月25日に開催予定だったが、軍事クーデターによるミャンマーの政情不安で延期となっていた。

 当初は5月31日~6月15日の国際Aマッチデー(IMD)期間に消化されるとみられていた。5月28日はIMD期間外のため、クラブから代表への選手の派遣義務は生じない。同26、27、29、30日にはJリーグの試合が予定されており、国内組の出場は基本的に不可能となる。反町委員長はJクラブとの協議について「具体的な話し合いはしていない。一つ言えるのは、IMDでない時には(強制的な招集は)できないというのが普通の見解。一般論としてそういうこと」と語った。

 “奥の手”として、ミャンマー戦は昨年10、11月の代表活動で行った海外組だけの編成となる可能性もある。欧州主要リーグは5月22、23日までにシーズンを終えるため、帰国後の準備期間も含め、海外組の選手が28日に試合を行うことは不可能ではない。反町技術委員長は「どうするかということは、当然頭に入れてやっていかないといけない。まだ監督の意向も聞いていない。(AFCの発表も)ついさっき知ったぐらい。まだ具体的にどうのこうのというのは、対応できていないというのが現状」と困惑した表情で語った。

 ミャンマー戦を5月28日に消化できれば、6月3日に予定通り強化試合を行える。日本は最終予選進出に王手をかけており、今後は最終予選を見据えた強化の必要性に迫られる。反町技術委員長は「最終予選のために何をするかというのを逆算で考えている。そのための強化というふうに捉えてもらえればいい」と狙いを語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス