G大阪惜敗も新布陣で収穫 宮本監督「いろいろなものが見えた試合」

 「富士ゼロックス・スーパー杯、川崎3-2G大阪」(20日、埼玉スタジアム)

 国内のサッカーシーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパーカップは20日、昨季J1と天皇杯の2冠を達成した川崎がリーグ2位のG大阪に競り勝ち、2度目の優勝を遂げた。

 完敗だった昨季とは違う。敗れたものの、G大阪が可能性を見せた。後半2点差を追いつき、王者に食らいついた。「結果的にいろいろなものが見えた試合。来週以降に生かしていきたい」。宮本監督は収穫も口にした。

 昨季は川崎に3戦3敗。1点も奪えなかった。リーグ戦2位、天皇杯準優勝といえど、王者との圧倒的な差を覚えたことで、攻撃的な新布陣4-3-3に着手した。

 後半途中からはFWレアンドロペレイラ、チアゴアウベスの新戦力も投入して迫力を示した。ゴールを決めたMF矢島は言う。「やり続けることが大事」。新たな挑戦に手応えはつかんだ。

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