久保所属のヘタフェ、監督解任の危機?

 サッカースペイン1部リーグ、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督がクビになるキナ臭い動きがあるという。スペインのマルカ紙、アス紙などが伝えている。

 情報によると9日(日本時間10日)のリーグ、レアル・マドリード戦の終了後、ボルダラス監督の記者会見での発言が発端。その前の試合で所属選手のDFジェネがタックルを仕掛けた相手選手に怪我を負わせる反則プレーで退場、その後2試合の出場停止処分を受けたのを受け「われわれのクラブからチームを守るためのサポートがもう少しあると期待していた」と、処分軽減あるいは再考を促すなどの働きかけが全くなかったとの不満を口にしていた。同監督はマドリード戦で自選手たちのプレーにアグレッシブさがなかったのはこうしたサポートがないことと関係があると主張、チームのパフォーマンスへの影響が出ているとしている。

 ボルダラス監督の“上司批判”を受け、マルカ紙ではボルダラス監督とトーレス会長の間にはこれまで以上に距離感があると報道。アス紙では実際に複数のヘタフェクラブ幹部が監督の即刻解雇を要求、逆にトーレス会長が冷静に事態の推移を見守るよう促したという。

 現在のところすぐの監督交代の目は低いようだが、危険信号は出ているといったところ。それもこれもチーム状態が悪いからで、今後連敗を喫するようなら何らかの形で責任を問われる可能性は十分にありそうな展開になっている。

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