なでしこMF長谷川唯ACミランへ移籍 日テレに感謝「小さな自分を選んでいただき…」

 サッカー女子日本代表のMF長谷川唯(24)が、イタリアのACミランに完全移籍することが決まったと、所属する日テレが29日、発表した。

 長谷川は下部組織である日テレ・メニーナからトップチームの日テレ・ベレーザに昇格。17年から20年までベストイレブンに選出されており、20年はリーグ戦18試合に出場し7得点をマーク、敢闘賞も受賞した。日本代表はU-17、U-20と各年代で経験し、A代表にも42試合に出場し8得点を挙げている。

 移籍に際して、日テレを通じ「このクラブでは本当にたくさんの経験をさせてもらいました」と感謝。「中学生の時から高校生、大学生、社会人の選手と練習や試合ができたこと、そして、ベレーザという日本一素晴らしい選手たちが集まるチームを目の前で見ることができ、また、女子だけでなく、男子の様々なカテゴリーのサッカーをいつでも見ることができるこの環境は、私にとってとても大きなものでした」と振り返った。

 スタッフに感謝し、サポーターには直接挨拶ができないことを謝罪した上で、「サポーターの皆さんは誇りです」と呼びかけた。

 「ここで素晴らしい指導者の方、素晴らしい先輩、頼りになる後輩、そして、高め合える同い年、心の底から楽しいと思えるサッカーに出会えました。このクラブがなければ、今の自分はいません。小学6年生のメニーナのセレクションで126cmの小さな自分を選んでいただき、ここまで成長させてくれて本当にありがとうございました。12年間お世話になりました」

 最大限の感謝をつづった長谷川は「自分の夢だったヨーロッパでのプレーを楽しむこと、ベレーザというチームの価値を証明できるように頑張ってきます!!」と誓った。最後にイタリア語で「Grazie mille!!!Ciao(本当にどうもありがとう!バイバイ)」の挨拶と、ハートの絵文字で結んでいる。

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