日本サッカー協会・田嶋会長、21年クラブW杯観客動員「できればフルで入れたい」

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が5日、オンラインでの取材に応じ、2021年に日本で開催されることが決まったクラブW杯の観客動員について「ワクチンなどの問題もある」と前置きした上で、「できればフル(満員)で入れたい」と入場制限なしの観客動員を目指す意向を示した。

 21年のクラブW杯は当初、同年6月から7月にかけて中国で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、今夏の欧州選手権と南米選手権が1年延期されたため、新たな日程を模索していた。21年から24チームが参加し、4年に一度行う新方式に変更される予定だったが、従来通り7チームの開催となる。

 田嶋会長は「日本では東京五輪のレガシーであるスタジアムがあり、運営能力もしっかりしていること、ジャンニ(インファンティノ)会長も『日本がクラブW杯を育てた』と言ってくださった」と開催に至った経緯を説明した。

 具体的な日程は未定としながらも「欧州のカレンダーからすると、12月のクリスマスの一番近い週末に終わらなければいけない」と語り、来年12月のJリーグ終了後に開催し、「(12月)19日が決勝になるのでは」との私見を語った。

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