神戸、ACLへ不安募る今季初4連敗…三浦監督「膿を出し切ったと思って」

神戸に勝利し、喜ぶ湘南の斉藤(中央手前)ら=ノエスタ
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 「明治安田生命J1、神戸0-2湘南」(15日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が湘南に敗れ、今季初の4連敗を喫した。ベルギー代表を招集辞退したDFトーマス・フェルマーレン(35)が6試合ぶりに先発復帰し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)はフル出場した。ベンチ外となったFWドウグラス(32)を除き、ほぼベストメンバーで臨んだが、それでも勝てなかった。

 前半にFW藤本憲明(31)が迎えた3度の決定機も湘南GK谷晃生(19)の好守に阻まれた。後半33分に警戒していたカウンターから失点すると、同39分にはDF酒井高徳(29)からボールを奪ったMF齊藤未月(21)に50メートル近い超ロングシュートを決められた。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の再開初戦を10日後に控え、チーム状態は上がらず不安が募る。三浦淳寛監督(46)は「当然ながら勝ちにいったが、勝てなかったのは私自身の責任。カウンター対策は練習してきたつもりだが失点してしまった。もう少ししっかり落とし込みができれば。ロッカーの中は難しい状況だが、膿は出し切ったと思って、ホーム最終戦(18日)に向けて準備したい」と前を向いた。

 DF西大伍(33)は「調子どうこうより弱い、力がない」と断じ、「結果は後からついてくる。準備の段階、練習の質がまだまだと感じている。今日は質の高い選手がいなかった」と厳しい表情で振り返った。

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