J1仙台が道渕の契約解除 女性暴行…示談後に試合出場も 菊池社長「深くおわび」

 サッカーJ1仙台は20日、同日付でMF道渕諒平(26)との契約を解除したと発表した。この日発売の週刊誌で知人女性への暴行が報じられた。仙台市内で記者会見した菊池秀逸社長は、クラブが認知していなかった事実があり「秩序、風紀が著しく乱れた内容が載った。本人に確認して決断した」と説明した。

 クラブは女性とのトラブルを8月14日に認識して事情聴取した。選手の弁護士によると9月5日に示談が成立したといい、同8日から練習に復帰させ、20日からは試合に出場していた。報じられた9月7日の逮捕については、事実が確認できていないという。

 道渕は甲府時代の2017年にも別の知人女性を殴るなどの暴行容疑で逮捕。不起訴処分となりクラブから出場停止処分を受けた。19年に仙台に加入し、今季のリーグ戦は13試合に出場し1得点だった。

 菊池社長は「サポーターや株主、Jリーグにご迷惑をお掛けし、深くおわびする。女性にも深くおわびしたい」と陳謝。自身を含めたフロントの責任問題については「きちっと対処したい」と話した。

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