横浜FC・安永2戦連続スタメンに手応え 活躍の裏に元Jリーガーの父からの言葉

 J1横浜FCのMF安永玲央(19)が18日、横浜市内での練習後にオンライン取材に応じ、「自分の持っているものは出せている」と、現在の2試合連続スタメンに手応えを示した。父は横浜Mなどで活躍し、現在はサッカー解説者の安永聡太郎氏(44)。活躍の裏では「武器を磨け」と父からの言葉があったことを明かした。

 「チームで練習をやっていて、外から試合を見ている中でやれる自信はあった」。9日のFC東京戦でJ1初出場、13日の名古屋戦にも先発した。安永の“武器”としている守備面での激しさは、下平隆宏監督(48)も絶賛している。

 「父に試合を見られるのがすごく嫌でした」。安永は、小学校3年生の時に父の影響で本格的にサッカーを始めたが、試合が終わるたび父に怒られたいう。ただ「父の意見を聞くと納得する。うざいこともあったけど助かった部分もある」と振り返った。

 ジュニアユース時代に所属した川崎ではユース昇格がかなわなかった。ユースから横浜FCへ入り昨季トップチームに昇格、1年目はJ3の富山に武者修行へ。

 この時「富山に行って、自分と活躍している選手の違いは何か、苦しい時期で自分に何ができるのだろう」と考え、まずは体作りから始めた。順調なサッカー人生ではなかったが、今季J1の横浜FCに復帰を果たし、定位置をつかみつつある。それでも中盤に中村俊輔(42)や松井大輔(39)ら実力のあるベテランも控えることから安永は「気を抜けない」と話した。

 これまで父と比べられることも多く「どこへ行っても父(聡太郎氏)の息子と言われてきた。息子ではなく安永玲央として認知してもらえるようにやってきた」。次節では「ゴール、アシストを狙いたい」と、J1での結果で存在感を示す。

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