横浜FC“カズ効果”で3発、競り勝ち カズの13年ぶりJ1出場はお預け

後半、ベンチから声を掛ける横浜FC・三浦=ニッパツ
後半、決勝ゴールを決め、ベンチの三浦と抱き合う瀬沼(左)=ニッパツ
前半、ゴールを決め喜ぶ横浜FC・田代(5)ら=ニッパツ
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 「明治安田生命J1、横浜FC3-2名古屋」(13日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 横浜FCが名古屋との接戦を制し、連敗を3でストップした。

 FW三浦知良が今季J1初のメンバー入りを果たした。13年ぶりのJ1出場とはならなかったが、53歳はホームのファン、サポーターに姿を見せた。ベンチスタートでも試合前には軽快なアップを繰り返した。下平隆宏監督が「チャンスがあれば交代しようと考えていた」と言ったように準備は万全だった。

 「アップ、円陣から(雰囲気が)違った。カズさんがいるから勝たないといけないと、みんなが思った」(下平監督)と“カズ効果”は絶大だった。3連敗中のチームは名古屋を相手に3得点と接戦を制した。

 試合前にカズから「心は熱く、頭は冷静に」との言葉を受けたFW瀬沼優司が決勝点を決めた。瀬沼は、試合に出られない日々が続いても「毎日の練習でカズさんがポジティブな言葉をかけてくれた。ネガティブなことを言わずに黙々と努力するカズさんを隣で見てきた。自分が弱いところを見せている場合ではない」とカズの存在が高いモチベーションの維持につながった。

 試合後、指揮官はカズに「試合に出せなくてすみません」と声をかけたと言うが、カズからは「勝つことが大事」と伝えられた。

 「機会はまた次回」(下平監督)と、次こそ“キング”が中山雅史の最年長出場(45歳2カ月1日)、ジーコの持つJ1最年長得点(41歳3カ月12日)を更新する。

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