Ｊ１神戸のトルステン・フィンク監督（５２）が次節の湘南戦（５日、ＢＭＷス）に向けて４日練習後、オンライン取材に応じた。「前の試合については大きく触れたくはない。試合を見返して分析もしたが、大きく負けても０－１で負けてもカップ戦は敗退なので次に集中したい」と２日のルヴァン杯準々決勝で６失点と大敗した川崎戦からは、切り替えていることを強調した。

　前節の鳥栖戦が中止になったことで相手の湘南にとっては、中１２日での試合となる。フィンク監督は「湘南はフレッシュな状態で試合に来る。基本３－５－２のシステムで、たまに３－４－３も使用する。我々は彼らのスタイルにうまく対抗したい」と試合内容を見据えた。

　２日のルヴァン杯・川崎戦では、負傷によりリーグを３試合連続で欠場していたアンドレス・イニエスタ（３６）が後半２５分に途中出場。湘南戦の出場については「イニエスタも万全な状態なら川崎相手にもスタートから起用していた。どの程度出来るのかはここでは明かせない」とした。

　指揮官は改めて過密日程の厳しさも痛感している。「この状況でケガ人なども出るとメンバー選びも難しくなる」。それでも目標は変わらない。「今後の日程でうまく調整して勝ち点３を取れるメンバー選びをしていきたい」とリーグ３試合ぶりの勝利を目指す。