「半分戦力外」だった横浜FC松浦 遅刻魔返上し飛躍 下平監督も「本当に変わった」

 J1横浜FCの下平隆宏監督(48)が10日、オンライン取材に応じた。前節8日の柏戦で1ゴール1アシストという活躍を見せたMF松浦拓弥(31)について言及。「去年、何度も遅刻をして半分戦力外を与えたぐらい規律違反に対しては厳しく処分しました」と昨年末には「構想外」を言い渡していたことを明かした。

 今季は現在2試合連続スタメン。結果も残す姿に、「その彼が今年は、1年勝負するという意気込みでキャンプからよくトライしてくれた。ちゃんとやるようになった」と取り組む心境の変化を評価した。

 松浦の意識を変えたのは磐田でもともにプレーした大先輩のMF中村俊輔(42)の存在。指揮官は「中村俊輔が『俺が彼をなんとかしますよ』といつも言って、キャンプもずっと同じ部屋で教育し続けた」と言うこの日、オンライン取材に応じた松浦は「キャンプの部屋で一緒だった。俊さんが早起きだったのでキャンプが終わってからもしみついてます」。ベテランを目付役に、生活を正した。

 磐田時代から遅刻魔。もっと早く心を入れ替えていれば20代でもさらに活躍できたはずだった。ただ「それも含めて自分のサッカー人生。1年1年楽しくやっていければいい」と語った。

 さらなる飛躍を見据えて「やることはしっかりやっていく」と誓う松浦。下平監督も「本当によく変わりました。プライベートも含めてサッカーに真剣に打ち込んでくれている」と目を細めていた。

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