Jリーグ再開、7・4が有力に 移動リスク避け再開後は当面“地域内対決”

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月下旬から公式戦を中断しているサッカーのJリーグ再開日について、7月4日が有力であることが27日、分かった。6月27日との2案で最終調整中だが、選手の調整が間に合うかどうかが不安視され、6月末の再開に反対するクラブの声が大きい状況。ルヴァン杯の大会方式変更などとともに、29日の臨時実行委員会で決定する。

 長い長いトンネルの出口が見えてきた。リーグはこの日、各クラブの担当者と再開日程を協議。それぞれ6月27日、7月4日に再開する案で議論したが、関係者によると6月27日案については反対意見が上がったという。

 反対したクラブが懸念したのはコンディション面。準備期間の短さから、選手の負傷リスクを危ぐする声が多かったという。緊急事態宣言は今月25日に全面解除。首都圏でも練習を再開したクラブはあるがグループ練習が多く、全てのクラブが全体練習をスタートしているわけではない。

 村井チェアマンは22日の実行委員会後に、再開までの目安について「4~5週間を全体練習で最低限、共通で確保する」と準備期間の考え方を示していた。この日協議した内容を各クラブに持ち帰り、29日の実行委員会で最終決定する見通しだが、7月4日の再開が有力となっている。

 リーグ戦の順位は試合消化数に関わらず勝ち点順で決定する方針で、再開後は当面“地域内対決”となる見込み。J1の18クラブを北から10チームと8チームに分け、移動距離を短くするカードを優先する。J2、J3ではさらに細かな地域分けも検討されている。

 観客を動員しての試合開催に向けても議論が進んでいる。政府は7月10日以降、収容率50%以内(上限5000人)を開催目安としている。観客を入れた試合開催には慎重な意見もある一方で、貴重な収益になると歓迎するクラブもあるという。来たるべき再開日まで最善策を探る。

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