新型コロナウイルスに感染した日本サッカー協会の田嶋幸三会長が2日、東京都内の病院から退院してウェブ上で記者会見し、「命さえあれば経済の立て直しも、サッカーもスポーツもできる。亡くなったら何もできない。これを忘れちゃいけない」と呼び掛けた。
田嶋会長は2月下旬から3月上旬にかけ、女子ワールドカップ(W杯)招致活動などのため欧州、米国に渡航。帰国後に変調を感じ、3月16日から入院、同17日に新型コロナウイルス陽性が判明した。入院中は1週間ほど微熱が続いたが、肺炎の症状は軽度だった。当面は隔離生活を続け、ウェブ会議などを通じて業務に携わる。