田嶋会長、海外出張滞在地の危機感、緊張感は「現在ほどではありませんでした」
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が新型コロナウイルスの感染検査が陽性だったことが17日発表された。田嶋会長によるステイトメント(声明文)から、状況をまとめた。
【田嶋会長の症状】 17日に陽性判定が出て、発症日は「14日」としている。「多少熱があり、検査したところ肺炎の症状もあるそうですが、元気です」とつづっている。
【田嶋会長の行動履歴】 田嶋会長は2月28日から海外出張におもむいている。
・IFAB年次総会(ベルファスト)
・UEFA理事会(3月2日、アムステルダム)
・UEFA総会(3日、アムステルダム)
欧州では上記の日程をこなした。以下、米国での活動となる。
・シービリーブスカップの日本(なでしこジャパン)-スペインを視察(5日、オーランド)
・2023年女子W杯招致活動(6日、ニューヨーク)
そして8日に帰国。「先週(注・9日から13日と見られる)は何日か協会に行き、理事会の準備を行いました。その間、会議にも出席しました」としている。
14日にJFAの理事会に出席。寒気を感じ、15日に検温したところ微熱があることが分かり、16日に「文京区の保健所に相談」。検査を受けたところ、17日に陽性の結果が出た。
【欧州、米国での所感】 田嶋会長はステイトメントの中で、ヨーロッパ滞在中の当時は「新型コロナウイルスに対して現在程の緊張感はなく、皆さん、ハグ、握手、ビズなども行っている状況でした」と振り返っている。米国の様子も「危機感は現在ほどではありませんでした」としている。