神戸・古橋の公式戦4戦連続ゴールでドロー発進 鳴り物なし異質の開幕戦

 後半、同点ゴールを決める神戸・古橋(奥)=撮影・神子素慎一
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 「明治安田生命J1、神戸1-1横浜FC」(23日、ノエビアスタジアム神戸)

 天皇杯王者・神戸は日本代表FW古橋亨梧(25)の公式戦4試合連続ゴールで引き分けに持ち込んだ。古橋は富士ゼロックス杯から今季公式戦4試合すべてで得点を続けている。昨季から続いていた神戸の公式戦連勝は8でストップした。

 19日のACL水原戦から先発5人を入れ替えて臨んだ神戸。主力を休ませる意味合いもあったと思われるが、守りを固める昇格組の横浜FCに苦しめられる。

 圧倒的に攻め込みながら前半24分に一撃を浴びる。左サイドを突破した横浜FC・DF志知のクロスにこぼれ球を明大卒のルーキーMF瀬古に決められた。

 後半11分には温存していたFWドウグラス、小川を2枚替えで投入。なりふり構わず猛攻に出るが、20分のMFイニエスタのコースを狙ったシュートもバーをたたくなどゴールが遠い。

 悪い流れを断ち切ったのが、絶好調の古橋だった。後半29分、MFサンペールの鋭いスルーパスに反応。体勢を崩しながらも左足で同点ゴールを決めた。

 新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、神戸は予防対策としてホームゲーム開催時に歌、チャント、肩組などの応援行為や、応援道具(旗、鳴り物、メガホンなど)の持ち込みを禁止した。いつもならフラッグはためくゴール裏も、張り出された横断幕とサポーターが目いっぱい広げたマフラータオルだけ。選手を鼓舞するチャントも禁止されているため、手拍子を繰り返すことで代用した。

 異質な雰囲気で行われた開幕戦。勝ち越すことはできなかったが、黒星発進は阻止した。

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