浦和DF鈴木がVAR第1号 ハンドの映像映され「メンタル的には少し難しい」

 「明治安田生命J1、湘南2-3浦和」(21日、Shonan BMWスタジアム平塚)

 J1の開幕カードとして湘南-浦和がBMWスタジアムで行われ、浦和が3-2で勝利した。後半25分には、今季からJ1で導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のシステムを用いた上での判定変更が行われ、浦和DF鈴木大輔のハンドが確認され、PKが与えられるシーンもあった。

 新たなテクノロジーは、その一瞬を見逃さなかった。2-2で迎えた後半25分、佐藤主審がVARと通信を行っているジェスチャーをとり、その後にオン・フィールド・レビューへ。スタジアムの大型ビジョンでも共有された映像では、直前のプレーで鈴木がエリア内でボールを手で触れる映像が流れ、そのままPKの判定が下された。

 試合後の村井チェアマンが「通常のレフェリングでは見ることのできない明らかなPKを、今日はVARだからこそ確認できるシーン」と振り返るように、かなり細かなジャッジとなった。鈴木自身は「ギリギリまで足を伸ばして、残っていた手に当たってしまった。自分としては故意ではないが、出された判定を受け入れる」と振り返る。リアルタイムで大型ビジョンに映し出されることには「メンタル的には少し難しい」と苦笑いするが「逆の立場(湘南の選手が同じプレーをした場合)では、自分もハンドだと言っていたと思う。(映像では手に当たっているので)印象が悪いなと。(PKを)取られてもおかしくないと思う」と客観的な視点を交えて話した。

 なお、このVAR判定によって下されたPKだが、湘南FWタリクが痛恨の失敗。鈴木は「ホッとしたか?そうですね。あの時間帯だったので、もう一度ここから流れをつかめればと思った」と心境を振り返っていた。

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