契約満了のFWポドルスキ 去就は「ゆっくり考えたい」神戸は契約延長打診

 「天皇杯・決勝、神戸2-0鹿島」(1日、国立競技場)

 阪神・淡路大震災から25年という節目を前に、神戸がクラブ創設25年目で初タイトルを獲得した。

 最後の雄姿となるのだろうか。先発出場した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(34)は前半18分に先制点となる相手オウンゴールを誘発。同27分には左足でゴールネットを揺らした。惜しくもオフサイドの判定となったが、前半は随所に“違い”を見せた。「歴史に自分たちの名を刻めた。25年の歴史で初めてのタイトル。自分がその場にいられたことはうれしい」と喜びに浸った。

 17年夏に当時Jリーグ最高となる年俸500万ユーロ(約6億円)の2年半契約で加入し、今季で契約満了となる。自身の去就については「将来は何も決まっていない。あと1、2日したらドイツに戻るので、ドイツでゆっくり考えたい」と話すにとどめた。

 神戸は既にポドルスキに対して契約延長を打診しているが、大幅減俸を含めた金銭面の隔たりは大きい。三浦淳寛スポーツダイレクター(SD)も「バジェット(予算)の関係もあるし、折り合いがつくのかどうか。彼も残りの(サッカー)人生をどう考えているか。ちゃんとした話し合いをして決めていければ。なるべく早めに決めたい」と語った。

 12月30日付のドイツ紙ケルナー・シュタットアンツァイガー(電子版)では、米プロリーグMLSのシカゴ・ファイアとポーランド1部ザブジェがポドルスキに強い関心を示していると報じており、本人も「いくつかの話は来ている」と認めた。ただ「神戸が自分を来季も(必要)というのであれば、しっかりとした話をした方がいい。もちろん、日本というのは自分の中で優先順位は高い」と神戸への愛着ものぞかせた。

 天皇杯のタイトルが置き土産となるのか。「3週間後には自分の将来もはっきりしてるんじゃないか」と語るポドルスキの決断が注目される。

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