リバプール初世界一 38年前に敗れた因縁の相手制す
「クラブW杯・決勝、リバプール1-0フラメンゴ」(21日、ドーハ)
決勝が行われ、欧州王者のリバプール(イングランド)が南米覇者のフラメンゴ(ブラジル)を延長の末に1-0で下して優勝した。前身大会を含めて初のクラブ世界一に輝き、クラブW杯は7年連続で欧州代表が制した。優勝賞金500万ドル(約5億5千万円)で、大会最優秀選手にはFWモハメド・サラー(27)が選ばれた。次回2020年大会もカタールで開催される。
欧州王者に6度輝いた名門に新たな勲章が加わった。38年前に敗れた因縁の相手を延長の末に下し、初めてクラブ世界一の称号を手に入れたリバプールのクロップ監督は「最高の試合ではなかったが、勝利には十分値した。本当に信じられないくらいうれしい」と、素直な感情を口にした。
延長前半9分に得意のカウンターからFWフィルミノが決勝ゴールを蹴り込んだ。初めて世界一のタイトルをつかんでも「これで満足せず、もっとトロフィーを増やしたい」とDFファンダイク。勝者のメンタリティーも備わり、1970~80年代の黄金期の再来を予感させた。