神戸フィンク監督「生きるか死ぬか」天皇杯決勝へ並々ならぬ決意 ビジャは欠場濃厚

 「天皇杯・準決勝、神戸-清水」(21日、ノエビアスタジアム神戸)

 J1神戸は20日、天皇杯準決勝の清水戦に向け、神戸市内で非公開の最終調整を行った。2大会ぶり3度目の準決勝で2000、17年度はいずれも敗退。勝てば初の決勝進出となり、悲願のクラブ初タイトルにも王手がかかる。

 取材対応したトルステン・フィンク監督(52)は「決勝へのチケットをかけた戦い。モチベーションは高い。勝つか負けるか、生きるか死ぬかの状況。それくらいの覚悟で挑まなければならない」と決意をにじませた。

 指揮官は「お互いベストメンバーでいく」と語ったが、17日の公開練習ではFWビジャ、ポドルスキが姿を現さなかった。負傷者の状況について「公開しない」と口をつぐんだが、別メニュー調整が続いているビジャは欠場の可能性が高い。

 先月の鹿島戦では出番の少なかった選手の活躍もあり、フィンク監督は「組織として向上してきた」と、チームへの信頼を寄せた。現役引退を表明しているビジャにとって、敗れれば最後の試合となる。ここで終わらせるわけにはいかない。

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