元日本代表FW播戸が現役引退表明 チェアマンや協会会長目指し「勉強したい」

笑顔でサポーターに別れを告げる播戸(撮影・佐藤厚)
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 J1G大阪などで活躍した元日本代表FW播戸竜二(40)が14日、大阪府吹田市のパナソニックスタジアム吹田で会見などを行い、現役引退を表明した。

 G大阪-鳥栖戦の試合前にセレモニーが行われ、「サッカー選手を離れて半年間、いろいろ考えて一つの決断をした。播戸竜二はプロサッカー選手を引退します」と明かした。

 兵庫県姫路市出身の播戸は1998年に練習生としてG大阪に入団。その後プロ契約を結び、札幌、神戸、C大阪など7クラブを渡り歩いて21年間プレーした。昨季限りでJ3琉球(当時)を退団し、無所属となっていたが、G大阪とこの日限りの1日契約を締結した。

 セレモニーでは背中に代名詞の11番、胸には入団時に背負った29番が入ったユニホームが贈呈された。自身の現役時代を振り返る映像が流れた際には「泣くつもりはなかったが、自然と涙が出てきた」と目を潤ませた。神戸時代にプレーを共にした元日本代表FW三浦知良(横浜FC)からビデオメッセージも届き、「長い人生、これまでの経験を生かして、バンちゃんらしく全力でサッカー界を盛り上げてほしい」と言葉を贈られた。

 「プレーとは違うことでサッカー界のためになれることがあるんじゃないか」と語った播戸は今後について、「日本サッカーを動かすためには、Jリーグだとチェアマンや理事、協会なら会長。そういうことをやれるように勉強したい」とし、経営の道を志すことを明かした。

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