神戸FWビジャ4試合ぶり実戦復帰へ 監督がメンバー入り明言 23日トーレス引退試合
左ふくらはぎを負傷していたJ1神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が4試合ぶりに実戦復帰することが確実となった。22日、神戸市内で次節鳥栖戦(23日、駅スタ)に向けて非公開の最終調整を行い、フルメニューを消化したとみられる。
練習後、取材に応じたトルステン・フィンク監督(51)はビジャの遠征メンバー入りを明言した上で、起用法については「フィットネスは大丈夫だが、先発で入れるのか後半から使うのか、まだ迷っている」と話すにとどめた。
今季、チームトップ10得点のビジャは、2日のG大阪戦(ノエスタ)から3試合連続で欠場している。
17日の前節浦和戦は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が「今季のベストゲーム」と認める内容で完勝を収めた。フィンク監督も「今はうまく機能しているので、メンバーを変える必要はない」と語り、浦和戦と同じ先発メンバーを送り出す考えを示唆した。
アウェー鳥栖戦は元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(35)の引退試合でもあるが、敗れればJ1参入プレーオフに回る16位に転落するだけに、フィンク監督は「彼と友人の選手も何人かいるが、90分間はその友情を脇に置いて、我々は勝ちにいくつもり」と必勝を誓った。