J1神戸・韓国代表GK金承奎の蔚山移籍を発表

 J1神戸は26日、韓国代表GK金承奎(28)が韓国Kリーグ蔚山に完全移籍すると発表した。

 神戸に加入した16年から不動の守護神を務めてきた金承奎だったが、昨季に終盤に出場機会を失うと、今季も1試合最大5人という外国人枠の影響で出場12試合にとどまっていた。古巣蔚山など複数クラブからの獲得オファーを受け、韓国復帰を決断した。

 金承奎は「この度、蔚山現代に移籍することになりました。このような形で、シーズン中にチームを去ることになり大変申し訳ないです。何よりもファン、サポーターの皆さんの前できちんと挨拶を出来ないままチームを去ることについて、大変心が重たいです。このように字で挨拶することしかできなかったことに対して理解していただければ幸いです。3年半の間、皆さんの応援のおかげで力を出せましたし、良いパフォーマンスを出せました。その応援に、成績で応えたかったですが、共に目標としたタイトルを獲得することができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 いまだにチームを離れるという事に対して実感が湧きませんが、韓国に帰って、僕も新しい挑戦のために一生懸命戦います。僕は韓国に帰っても、これからも神戸が目標に掲げたものを達成するために戦うファン、サポーターの皆さん、選手、スタッフを心から応援し続けます。最後に改めて、3年半の間、僕を応援してくださってありがとうございました!絶対に忘れませんし、良い思い出として記憶に刻みます。ありがとうございました!」と、クラブを通じてコメントした。

 今週初めから韓国入りしていた金承奎は、25日に4日ぶりに神戸市内のクラブハウスを訪れ、練習を終えた選手にあいさつし、スタッフと談笑するなど別れを惜しんでいた。

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