「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ、川崎1-0チェルシー」(19日、日産スタジアム)
J1で3連覇を狙う川崎がイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーを1-0で破った。0-0の後半42分、MF中村憲剛(38)の浮き球クロスをFWレアンドロダミアン(29)が頭で押し込んだ。チェルシーは23日、埼玉スタジアムでの「楽天カップ」でバルセロナ(スペイン)と対戦する。
絶妙なタッチから放たれた、ふわりとしたクロスが勝負を決めた。0-0の後半42分、MF中村がゴール左から右へ。FWレアンドロダミアンが頭でたたき込んで決勝点。欧州リーグ王者から金星を挙げた。
シーズン前のチェルシーと、真っただ中の川崎。コンディションの差は明白だった。ただ「ベンチから見た前半も、向こうのペースで進んでいた」と中村。試合が進むにつれて高温多湿の気候に相手が消耗するのを見逃さず、後半39分に出場すると短時間で何度も好機を演出した。
国際親善試合とはいえ「負けていい試合なんてないし、スパーリングパートナーになるつもりもなかった」。そして「まだまだ突き詰めるものがあるなと。今日は喜ぶが、来週のJ1に向けて日々やっていきたい」。金星と共に手にした自信と課題を、3連覇につなげる。