J1浦和がオリベイラ監督と契約解除…後任に大槻毅前ヘッド、昨季はチーム立て直し

 J1浦和が28日、オズワルド・オリベイラ監督(68)との契約解除を発表した。オリベイラ監督は鹿島監督時代の07年から09年にリーグ3連覇を達成。昨季4月から浦和の監督に就任し、手腕に期待されていたが、今季はリーグ戦13試合を終え、5勝2分け6敗の11位で、現在は4連敗中と不振だった。後任には前ヘッドコーチの大槻毅氏(46)が就任する。

 浦和はルイス・アルベルト・シルバ・ヘッドコーチ、アレックスコンディショニングコーディネーターとの契約も解除したと発表した。

 オリベイラ監督は昨季途中の4月25日柏戦から指揮を執り、最終的にはリーグ戦は5位で終えた。天皇杯は優勝し、タイトルをクラブにもたらした。今季出場しているアジア・チャンピオンズリーグでは、1次リーグを突破しラウンド16(ベスト16)に進出。6月19日、26日に蔚山とホーム&アウェー戦を予定している。

 後任に、海外クラブとのネットワーク構築推進プロジェクト責任者を務めていた大槻毅氏がトップチームの監督に就任することになったことも発表された。

 大槻氏は昨年の4月、堀孝史監督の後を受ける形で暫定的に監督に就任。当時、育成ダイレクター兼ユース監督を務めていたが、闘志をむき出しにチームを率いる姿がファン・サポーターからも愛されていた。成績面も就任時点でリーグ戦2分3敗だったところから、在任中3勝1敗と立て直してオリベイラ監督に引き継ぎ、ヘッドコーチとしてチームに貢献した。

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