浦和ペトロビッチ監督、次節新潟戦で引き分け以下なら辞任!?

 試合後に浦和イレブンの帰りを待つサポーターと話し合う浦和・ペトロヴィッチ監督
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 「明治安田生命J1、川崎4-1浦和」(5日、等々力陸上競技場)

 浦和サポーターの怒りが、頂点に達した。浦和は川崎に1-4と大敗。4月30日の大宮戦の敗戦から、2勝1分け6敗と低迷。ここ4戦で13失点と守備陣は崩壊。惨状に試合後のスタジアム正面玄関とバス出入り口の2カ所で、集結したサポーター2グループとミハイロ・ペトロビッチ監督(59)が話し合いの場を持つ異常事態となった。

 チームバスに選手が乗り込む正面玄関。柵越しにサポーターの要求に対して、ペトロビッチ監督が通訳をともなって歩み寄った。

 「俺たちはいつまで我慢したらいいんだ」と言われて「全力を尽くす」と約束した。約30分間、指揮官は丁寧に対応。最後は「しっかり次、頼むぞ」の言葉で送り出されたはずだった。

 ところが、別のサポーター約50人は、バスの出入り口に陣取っていた。ペトロビッチ監督との対面を要求。動き出したバスから指揮官が下車し、対応することになった。

 ペトロビッチ監督は「新潟戦から連勝スタートできなければ一番にこのチームを去る」と宣言。サポーターからは「これだけの人がバスを止める。これが浦和レッズだということをわかってほしい」と浦和への思いを訴えた。

 サポーターの前で次節、新潟戦(9日・埼玉ス)からの連勝に進退をかけることを明言した指揮官。山道守彦取締役は「エモーショナルな発言と理解しました」と話したが、指揮官の思いが本気なら、引き分け以下なら退任も辞さない覚悟だ。

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