久保建英のU-20W杯招集は見送り 影山監督「切符が約束されていた訳ではない」

 日本サッカー協会が7日、都内のJFAハウスでポーランドで行われる20歳以下の選手によるW杯であるU-20W杯(23日開幕)の出場メンバーを発表した。注目されたMF久保建英(17)は招集が見送られた。

 久保の見送り理由については影山雅永監督は「最終予選を約1カ月戦って、チームの成熟度が上がった。ただ、彼らにも切符が約束されていたわけではなかった。私がこの21人を選び、ポーランドで戦う選手達と最高の成績を出すために準備したい」と語った。

 久保は2001年6月4日生まれ。スペイン1部の名門バルセロナの下部組織でプレーしていたことで注目された。しかし、バルセロナが18歳以下の選手の国際移籍を原則禁止したFIFA(国際サッカー連盟)の規定に違反したとして、久保は試合に出場できなくなってしまう。そのため帰国し15年5月にFC東京の下部組織U-15むさしに所属。16年4月にはU-18に昇格。さらに、17年11月にはFC東京とプロ契約を結んだ。

 年代別の日本代表でも存在感を発揮している。17年にはU-17W杯に出場する前に行われたU-20W杯に飛び級で出場。今年も東京五輪世代(今年は22歳以下)が出場するAFC・U-23選手権予選に17歳9カ月で招集され、全3試合に出場(先発1、途中出場2)、先発した第2試合の東ティモール戦で2得点を記録した。

 もしも、年齢制限のないA代表が出場する6月開幕のコパアメリカ(南米の大陸選手権、日本は招待で出場)に招集されれば、2段階飛び級で、トップレベルの戦いを体験することになる。

 【FIFA主催の年代別大会】 17歳以下の選手が出場するU-17W杯と20歳以下の選手が出場するU-20W杯がある。どちらも西暦末尾が奇数の年に、2年に1回行われている。

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