サブ組の意地、森保監督の信頼で強固さ増した一体感 首位突破以上の価値

 「アジア杯・1次リーグ、日本2-1ウズベキスタン」(17日、アルアイン)

 2大会ぶり5度目のアジア杯優勝を目指すサッカー日本代表は、17日のウズベキスタン戦を2-1で勝利して1次リーグF組を1位で突破した。オマーン戦から先発10人を入れ替えて臨み、前半40分に先制されたが、前半43分にFW武藤嘉紀(26)=ニューカッスル、後半13分はDF塩谷司(30)=アルアイン=が得点して逆転勝利を収めた。サウジアラビアと対戦する決勝トーナメント1回戦(21日・シャルジャ)に向けて、主力組を温存して勝利した一戦で森保ジャパンが得たものは何か。さまざまな角度から検証する。

  ◇  ◇

 それぞれが、決意を胸に勝負をかけた90分間だった。DF槙野の言葉が、選手たちの心情をにじませる。「1人1人きょう、いろんな感情を持ってピッチに立ったと思う。とにかく勝利と、そのための姿勢をプレーで見せないといけなかった」。これまでベンチから試合を見つめる時間の長かったメンバーのモチベーションは極めて高かった。

 スタメンの多くを占めた国内組にとっては、およそ1カ月ぶりとなる公式戦の場。悔しさと共に、自己を発揮する舞台に、序盤こそ硬さが見えたが、徐々に持ち味を発揮。前半40分には被弾したが、そこで下を向くわけにはいかなかった。「あれで崩れてしまうのは簡単だったが、自分たちで崩れるわけにはいかなかった」とMF青山は振り返る。

 同点弾のFW武藤も、並々ならぬ決意を胸にしていた。日本代表戦では、15年10月13日の親善試合・イラン戦以来、1192日ぶりの得点。FW浅野拓磨(ハノーバー)の負傷離脱によって、追加招集で参加も、ここまでの2試合はいずれもベンチスタート。試合前に「お前らしさを全部出せば、絶対に決まる」と背中をたたき送り出したというMF原口は「僕らは(所属先で)リーグがある中で(クラブを離れてアジア杯に)来て、それでも(先発に)出られていないので、そういう(悔しい)気持ちを持っていた」と気持ちを代弁した。

 森保監督にとっても、勝負の一戦だった。大会前から総力戦をうたってきた指揮官だが、大幅入れ替えの結果として敗戦すれば、主力への依存度はさらに増すリスクがあった。連係面や試合勘など不安視される部分もあったが、選手を信頼して「試合の状況に合わせていって欲しい」と選手を送り出した。8強入りをかけて21日に対戦するサウジアラビアは、1次リーグの3試合でほぼ同じ顔ぶれが先発。主力組を休ませたことで、コンディション面で優位に立ったことは、チーム全体の経験値アップとは別に大きな価値を生んだ。

 サブ組の意地と執念、そして指揮官の選手への信頼が、勝利として結実したウズベキスタン戦。首位通過以上に大きな意義が、そこにはあった。(デイリースポーツ・松落大樹)

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