大竹ハット!大津がV候補を圧倒 猛練習の成果「ハードワークは誰にも負けない」

 「全国高校サッカー選手権・1回戦、大津5-0桐光学園」(31日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 1回戦15試合が行われ、大津(熊本)のMF大竹悠聖(3年)がハットトリックを含む3得点1アシストの活躍。インターハイ準優勝で優勝候補の一角・桐光学園(神奈川)に5-0と圧勝した。50大会ぶり出場の関西学院(兵庫)は星稜(石川)に0-2で敗れた。東福岡や前回8強の明秀学園日立(茨城)、米子北(鳥取)なども勝ち上がった。

 想定を超える圧勝劇。その立役者となった大竹は「ハットトリックできるとは思っていなかった。いつ以来か?覚えていないです」。大舞台での快挙に、驚きの表情を見せた。

 「1点目のシュートはずっと練習してきた形。いちばんうれしい」と振り返るのは前半10分のゴール。FW大崎が右サイド深くドリブルで切れ込むと、味方2人が相手DFを引き連れて最前線に進入。その後方に走り込むと、ラストパスをフリーで受けて、右足で決めた。

 先制点も大竹のアシストによるもの。2-0で迎えた後半8分にはこぼれ球を押し込んで2得点目。そして14分には右サイドから放ったロングシュートでハットトリック達成。「クロスでしたけど、風があったので、うまく吹けば入るかなとも思っていました」と計算通りの一撃だった。

 持ち味は運動量と決定力。「シュートは枠に入れることを意識している」と言い、「ハードワークは誰にも負けない自信がある」と胸を張る。練習を終えた後に、タイヤを引いて繰り返し30メートル走り続けた。攻守の切り替えで常に全力疾走。「1つの武器になったかなと思う」と話す。

 古閑健士監督(37)は「良さは、どのポジションに入ってもゴールを目指すところ」と評価される大竹。この日は右ふくらはぎをつって、後半24分に交代。「あした休めるし、大丈夫です」ときっぱり。「チームとして0で抑えられて、5点を取れて、自信になったと思う。目標は全国制覇、勝ち進むだけです」と宣言した。

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