注目の西川不発 インターハイ準V桐光学園が初戦敗退

前半、先制ゴールを決めガッツポーズする大津・大崎(右)=ニッパツ球技場
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 「全国高校サッカー選手権・1回戦、大津5-0桐光学園」(31日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 まさかの完敗だった。インターハイ準優勝の桐光学園は攻守に圧倒されたまま初戦で姿を消した。10月のU-16アジア選手権(マレーシア)決勝でゴール、U-19日本代表にも選出された注目のFW西川潤(2年)は不発に終わった。

 「あまりボールを持てないと思っていた。ワンチャンスにかけるつもりだった。最初の2点で狂った」。前半10分までの2失点が大きな誤算だった。想定通りボールが収まらず、孤立させられる展開。わずかな好機に放ったシュートも固く守る相手DFにブロックされた。持ち味を発揮することはできなかった。

 鈴木勝大監督は「最初の10分は大事にやっていかないといけない中で、失点してしまった。注意深くやった中での失点で出鼻をくじかれた。大津さんは効率よくフィニッシュまで持っていっていた」と敗因を分析。西川に対して「警戒されて(西川へのパスを)遮断された。西川個人の課題であり、チームとしての課題」と話した。

 「悔しさしかないです」と初戦敗退への思いを口にした西川。「選手権だけじゃない、(U-20、U-17の)W杯とかいろいろある。悔しい思いを糧に、練習していきたいと思う」。完敗の屈辱を、発奮材料にする。

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