「Ｊ１参入プレーオフ決定戦、磐田２－０東京Ｖ」（８日、ヤマハスタジアム）

　Ｊ１・１６位でプレーオフに回った磐田が、１１年ぶりの昇格を狙った東京Ｖを下して残留を決めた。

　引き分け以上で残留が決まる磐田は、前半４１分、ＦＷ小川航がペナルティエリア内で倒されて得たＰＫを小川自らが決めて１点を先制。

　さらに後半３５分にはＭＦ田口がペナルティエリア手前からのＦＫをゴール左に決めて２点目を奪った。

　Ｊ２で６位ながらもＪ１プレーオフを勝ち上がった東京Ｖだが結局、無得点に終わり、昇格切符をつかむことはできなかった。

　残留を決めた磐田の名波浩監督は、「ホッとしていますけど、我々はこの残留争いを勝ち上がったのではなくて、どっぷり残留争いに足を踏み入れてしまったので…。非常に苦しい１週間でしたし、切り替えるのが難しい状況だったが、選手たちはシーズン通して前を向いて、よく頑張ってくれたと思います」と複雑な表情で振り返っていた。