ビジャ神戸入り濃厚 既にクラブ幹部が接触 元同僚イニエスタも獲得熱望

 サッカーの元スペイン代表で米メジャーリーグサッカー(MLS)ニューヨーク・シティを今季限りで退団するFWダビド・ビジャ(36)のJ1神戸加入が濃厚となっていることが29日、分かった。複数の関係者によると、既に水面下で交渉が進んでいるといい、米大手メディアもJリーグ行きの可能性を報じた。FWポドルスキ、MFイニエスタに続く3人目のW杯優勝経験者が港町に降り立つかもしれない。

 神戸にまたも大物加入の可能性が浮上した。現地時間28日にニューヨーク・シティがビジャの退団を正式発表すると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」など大手メディアが日本行きの可能性を報じた。ビジャも同日、自身の公式ツイッターに「私の決断。私の未来」と投稿。添付されたインタビュー映像では「私の心と体は新たな挑戦を必要としている」などと新天地への思いを語っていた。

 複数の関係者によると、早くからビジャ側の意向をつかんでいた神戸は既にクラブ幹部が渡米し、水面下で交渉を進めてきたという。ニューヨーク・シティとの契約が12月末で切れるためビジャ獲得に移籍金は発生しない。1年契約で年俸も現在の561万ドル(約6億3千万円)から大幅な減額になるとみられるが、条件面が折り合えば交渉は一気に加速しそうだ。

 前節にようやくJ1残留を決めた神戸はチーム得点王がMF三田の6得点とストライカー不在に悩まされた。イニエスタの能力を最大限に引き出すFW獲得は喫緊の課題で、バルセロナやスペイン代表でともにプレーした経験を持つビジャは適任。イニエスタもかつての同僚の獲得を熱望しているという。

 ビジャはスペインが優勝した08年欧州選手権、10年南アフリカW杯で得点王に輝き、スペイン代表通算59得点は同国の歴代最多記録となっている。12月に37歳を迎えるが、今季はリーグ戦で14得点と決定力は健在。米MLSの4年間で公式戦80得点を記録した。

 ニューヨーク・シティなどを運営するシティ・フットボール・グループと業務提携している横浜Mもビジャの移籍先候補に挙がった。だが、イニエスタやリージョ監督の存在から大きく神戸入りに傾いているといい、交渉の行方が注目される。

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