新主将・吉田麻也が決意 W杯後自身初の代表戦「リーダーシップ発揮」

 「キリンチャレンジカップ、日本-ウルグアイ」(16日、埼玉スタジアム)

 FIFAランク5位のウルグアイ代表との国際親善試合に臨むサッカー日本代表は15日、埼玉スタジアムで冒頭15分を除く非公開で公式練習を行った。森保一監督(50)からキャプテンに任命され、初戦を迎えるDF吉田麻也(30)=サウサンプトン=は、「自分の信念をもとにリーダーシップを発揮していかなければいけない」と所信表明。ウルグアイ戦を4年後のW杯で勝つための試金石と位置づけ、覇権奪回を目指すアジア杯(1月・UAE)へ弾みをつける思いだ。

 新キャプテンは、少しほっとした表情を見せていた。就任後初めて取材に応じた吉田は「公私ともにその話を聞かれなくなって済むのは正直、ほっとしています。この3カ月、会う人会う人その話ばっかり。正直しんどいと思っていた」と苦笑して見せた。

 いつでもどこでも何度でも振られてきた“ポスト長谷部”の話題もようやく終了。「自分の信念をもとにリーダーシップを発揮していかなければいけない。ベルギーに負けた日からずっと、アジア杯にどうやったら勝てるか考えていて、そこに導くために引っ張っていく」。晴れて所信表明した。

 W杯でベルギーに敗れて以来、初の代表戦出場。「これからW杯を勝つことを考えてこの先4年間をやっていく上で、(ウルグアイと)どれだけ競い合えるかは大事になってくる」と強豪との一戦に、早くも4年後のカタール大会を見据えた。

 新生日本の現状を計る格好の相手。「対等に戦えるレベルにはまだ達していない」と分析する。カギに挙げたのは左に中島、右に堂安が入ると見られる左右のMF。W杯時の乾と原口が守備面でも貢献したことを例に「自分の良さを出しつつハードワークしてほしい」と攻守に貢献することを要求した。

 ウルグアイ戦を含めた3戦を経て、森保体制初の公式戦となるアジア杯を迎える。「少しでも基盤を作って臨みたいと思いますし、大会を通じて、個人と組織で成長していきたい。タイトルを取れるチームを作っていきたい」。大目標は4年後。近い目標はアジアの覇権奪還だ。

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