「明治安田生命Ｊ１、鹿島１－０横浜Ｍ」（１９日、カシマサッカースタジアム）

　降格圏が静かに忍び寄ってくる。横浜Ｍが今季４度目の２連敗で１５位に後退。「非常に難しい、タイトな試合だった。チャンスを決めきれずに残念な結果になった」。ポステコグルー監督は声を絞り出した。

　大きな決断も結果につながらなかった。フィールドプレーヤー歴代最多の１９９試合連続出場、１７８試合連続フルタイム出場中だった４０歳の元日本代表ＤＦ中沢をベンチ外に。指揮官は「（中沢を）休ませることが狙いだった」と、新加入ＤＦチアゴマルチンスを先発起用も、後半４分に被弾。同じく新加入のＭＦ久保は出場機会がなく、無得点で終わった。

　ＦＷ伊藤は「僕らは勝たないと後がない状況になっている」と危機感を口にする。名門の苦闘は続いている。