森保JAPAN、パキスタンに圧勝 辛勝ネパール戦からスタメン8人変更し4得点

 「アジア大会・サッカー男子・1次リーグD組、日本4-0パキスタン」(16日、ウィバワムクティスタジアム)

 サッカー男子の1次リーグD組で、2020年東京五輪世代のU-21で臨む日本はパキスタンを4-0で退け、2連勝とした。森保一監督(49)は1-0で辛勝した14日のネパール戦からスタメンを8人変更。初先発したMF岩崎悠人(20)=京都=が2得点した。19日に1次リーグ最終戦は今年のU-23アジア選手権で準優勝したベトナムと対戦する。

 初戦のネパール戦では消化不良だった攻撃陣が活性化してきた。前半2分、ロングボールに抜け出したMF岩崎が先制ゴールを挙げると、FW旗手、FW前田が立て続けに得点。さらに同35分にゴール前中央から岩崎が2点目を決めるなど、前半だけで4得点。ゴールラッシュでパキスタンを退けた。

 終始ボールを支配したネパール戦では、相手ゴール前で守備を崩しきるアイデアやシュート精度を欠いた。結果的に1点しか奪えなかった。

 森保監督は15日の練習で「決定機はかなりあった。試合展開の中で追加点がほしかった」と苦言。ミドルシュートなど貪欲に得点を狙う意識を求めた。

 選手は指揮官の意図を敏感に感じ取った。岩崎は「自分の持ち味はゴールに向かっていく仕掛け。そこを出したい。選手同士で話して活路を見いだしていきたい」。FW旗手も「もう少しミドルを打っていく」とゴール量産を誓っていた。

 格下のパキスタンが相手だったとはいえ、相手ゴール前で連係するシーンは初戦とは段違いに増えた。後半に加点できなかったのは課題だが、チームに浸透した攻めの姿勢が4得点となって結実した。

 大胆な選手入れ替えの効果で、19日のベトナム戦には疲労の影響を最小限にして臨めそう。ベスト4をノルマとして掲げるヤング森保ジャパンが、着実に歩みを進めている。

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