Ｊ１神戸は２５日、神戸市内の本拠地ノエビアスタジアム神戸で、次節柏戦（２８日、ノエビアスタジアム神戸）に向けて練習を再開した。スペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタ（３４）の加入後、初めて練習が一般公開された。

　約１時間半の練習には、夏休みに入った子供たちも含め約１０００人が来場した。ハーフコートで行われた１１対１１の紅白戦では、４－３－３のトップ下に入ったイニエスタが相手守備陣の連係の乱れをつき、右足で“来日初ゴール”。詰め掛けたサポーターから歓声が上がった。

　正確なボールコントロールでボールを失うことはほとんどなく、サイドチェンジのパスで視野の広さも見せつけた。イニエスタのメディア対応は行われなかったが、練習後には約１５分間にわたってサインの求めに応じるなど、相変わらずの“神対応”ぶりだった。

　イニエスタのデビュー戦となった２２日の湘南戦は出場停止だったＭＦ三田は「同じピッチに立てるのは楽しみだし喜びでもある。彼からいろいろ吸収していきたい」と目を輝かせた。

　神戸は今後も月１回ペースでの一般公開を予定しているという。