【一問一答】イニエスタ「Jのレベルいいものがある」 悔し敗戦もワクワク

 J1神戸に新加入したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)が湘南戦の後半途中から出場、Jデビューした。0-3で敗れたが、試合後は今後のプレー向上を約束するなど熱い思いを語った。イニエスタとの一問一答は次の通り。

  ◇  ◇

 -Jリーグデビューの感想を。

 「私個人としてはデビューできたこと、観客に温かく迎え入れられたことはすごく喜ばしい。しかしチームとしては負けてしまったことは残念。負けるのは好きではないので。ただ、これがこれから始まる素晴らしい物語の第一歩だと確信している」

 -今までプレーしていた欧州とJリーグの違いは。

 「まだ違いを分析するのは早いかなと思う。今は変化、適応に時間が掛かると思う。ただ今日プレーしてみて、フィジカル、アジリティーが高く、Jリーグのレベルはとてもいいものがある。これから私も練習を続けて、コンディションも上げて、よりいいプレーをしていければと考えています」

 -チームでの役割は。

 「今までずっとやってきた役割じゃないかなと感じている。中盤から攻撃にかけての要になるプレーをしてきたい。そういった形でチームに貢献して、何度も言っていますが、この挑戦に対してワクワクしているので、これからうまくいくことを楽しみにしている」

 -ピッチに足を踏み入れた時の心境とフェルナンドトーレスのデビューに対する思いを。

 「まずは自分のホームスタジアムそして仲間たち、観客の前でデビューできてすごくうれしい気持ちになった。これからコンディションを上げてより早くいいプレーができれば。フェルナンドトーレスに関しては、すごく大切な友人なので、彼がデビューできたことも喜んでいる」

 -自身のコンディションは何%か、フル出場までどれくらいかかるか。

 「具体的に何%かという数字は分からないが、まだ自分がトップの状態には到達していない。次の試合に向けて1週間準備する時間があるので、コンディションを上げて、90分は分かりませんが、できるだけ多くの時間を、今日よりもいいプレーができることを確信している」

 -負けている状態で周りと呼吸の合わないチームに途中で入った経験はないのでは。

 「チームが負けている時に入るのは難しいし、周りの選手も既に何十分もプレーしている中でさらにまだ呼吸が合ってないチームに出場するのは難しかった。自分がやろうとしたことは、できるだけ前を見て攻撃を組み立てること、縦へのパスを探すようなプレーを心掛けた。そういったところはこれからの練習や試合でより良くなっていくと思う」

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