久保ら東京五輪世代に“A才”教育 52年ぶりのメダル獲得へ

 サッカーの2020年東京五輪世代を、6月に行われるW杯ロシア大会に出場する日本代表チームに同行させて強化を図るプランがあることが27日、分かった。大会期間中のW杯メンバーの紅白戦相手や、地元クラブチームなどとの練習試合、W杯本大会の試合観戦などで世界トップを体感させる。1968年メキシコ五輪以来52年ぶりのメダル獲得へ、英才教育を施す。

 ロシアでW杯日本代表チームのコンディション調整と、東京五輪世代の育成という両輪を回す。日本サッカー協会幹部によると、東京五輪世代であるU-19代表をW杯に臨むA代表に同行させ、チームのサポートをさせる方針を固めており、それに加えて“出稽古”も計画しているという。

 同世代にはFW久保建英(16)=FC東京、中村敬斗(17)=G大阪=といった若き才能がひしめく。W杯期間中には、控え組のA代表選手たちとの紅白戦を行うなどして練習をサポート。さらにロシアや近隣諸国の世代別代表やクラブチームと「練習試合もできれば」(同幹部)と、実戦経験を積ませる意向だ。

 さらに世界のトップを直接見る機会もありそうだ。日本代表の試合はもちろんだが、ベースキャンプを置くカザンでは、1次リーグでイラン-スペイン、フランス-オーストラリア、韓国-ドイツ、ポーランド-コロンビアの4試合が開催予定。見て学ぶ生きた教材は多く、2年後の東京五輪に向け「A代表に帯同して練習試合をして、W杯の試合も見られる。これは大きなこと」と協会側も成果を期待する。

 選手のコンディション管理に強いこだわりを持つA代表のハリルホジッチ監督も「いいんじゃないかと快諾してくれた」と同幹部。指揮官の了解を得て、実現へと至った東京五輪世代の強化プラン。貴重な体験を、TOKYO2020での躍進につなげる。

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