ハリル監督 青空大演説で気合注入 酒井高「このままではダメ」

 「国際親善試合、日本-ウクライナ」(27日、リエージュ)

 ベルギーに遠征中のサッカー日本代表は、1-1に終わった親善試合・マリ戦から一夜明けた24日、ウクライナ戦に向けてリエージュで練習を行った。

 低調に終わったマリ戦での戦いを受けて、バヒド・ハリルホジッチ監督は、練習前の円陣で12分を超える大演説で選手を鼓舞。気合を注入した。

 「W杯がどういうところか、どういう気持ちで行くのか、言ったにもかかわらず、昨日のパフォーマンスでは程遠い。現実を見て、自分たちがやらないといけないことはたくさんある」。

 指揮官はマリ戦を終えた後、パリに移動してフランス-コロンビア戦を直接視察。W杯初戦の相手であるコロンビアは、敵地で0-2のスコアから3得点を奪って逆転勝利を演じて見せた。大きな衝撃を受けた指揮官は、この日の円陣でも「W杯に向けた準備として、明らかにコロンビアの方が気持ちを見せて、大事に戦っているぞ」とハッパをかけた。

 もちろん、危機感を抱いているのはハリルホジッチ監督だけではない。耳を傾けた選手からも「みんなが、このままではダメという危機感を持っている」(酒井高)などの声が上がった。3カ月後に迫った本大会での躍進に向け、まずは27日のウクライナ戦から改善をピッチで示す。

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