ハリル監督、W杯敵国エースをすっぽんマークへ!ベルギー遠征後に直接視察

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、W杯本大会の1次リーグで対戦する各国のエースを直接視察するプランを持っていることが23日、分かった。現在行っているベルギー遠征後、日本には戻らずにコーチングスタッフと共に、欧州に滞在する予定。W杯初戦で対戦するコロンビアの司令塔MFハメス・ロドリゲス(26)=バイエルン・ミュンヘン=ら日本の脅威となる存在を丸裸にする。

 相手国のエースを徹底マークでつぶす。W杯イヤーの幕開けとなるベルギー遠征後、ハリルホジッチ監督らコーチングスタッフは欧州にとどまることが既に発表されているが、関係者によると、その目的は海外組の視察よりも対戦国研究の意味合いが強いという。

 指揮官はベルギー遠征に向けて、FW中島を初招集するなど大会直前まで選手たちを競わせる方針を示しているが、大枠のメンバー選考は同遠征をもって終了。以前から「今年に入ってから対戦国の分析をスタートしている」と話している指揮官だが、ここからは直接視察でさらに緻密な分析を進める。

 ベルギー遠征のメンバー発表時には「1人で打開できる、違いが出せる選手を対戦国は持っている」とキッパリ。14年ブラジル大会で日本の前に立ちふさがったコロンビアのMFロドリゲス、25戦23発でブンデス得点ランク1位を走るポーランドのFWレバンドフスキ(ともにB・ミュンヘン)、セネガルの高速アタッカーFWマネ(リバプール)らの名前を挙げた。今回の合宿初日には、選手を前に「今のこの状態では、かなり本大会では難しい」と強い口調で伝えるなど、強い危機感を抱いている。

 マリ戦の前日会見で、本大会に向け「われわれがグループ突破の候補ではないと思う。ただ、いつも候補が勝つわけでない。偉業を成し遂げる準備をしないといけない。相手は何もプレゼントしてくれない」と指揮官。細かな分析で、相手の強さを挫(くじ)くのはハリルホジッチ監督の真骨頂でもある。異例の相手エース直接視察が、本大会での金星につながるか。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス